TBSラジオと鳥貴族が好き

巷の女子がカフェをめぐるように…各テーブルに電源があって(無い店舗もあり)金麦がある鳥貴族でTBSラジオを独り聞いています。新しい鳥貴族を求めさまよっています。

2019/06/29 TBSラジオ 田中みな実あったかタイム

ゲスト:大久保佳代子

 

みな実:先週はお互いの女優業について。

大久保:女優も頑張っていきたいっていう前向きな話ですよね。

みな実:ねー。そうですよね。今週ももう少し本業に近いお話といいますか

大久保:本業の話もないなー

みな実:最近、大久保さんとお会いする現場って「女が嫌な女について話してください」とか「こんな人ムカついた」とかそういう話してください。とかじゃないですか。

大久保:そうね、多いね。

みな実:あれ、ネタ切れしません?よくみんな出てくるなと思って。

大久保:ネタ切れしてるよ。だからその仕事決まりましたって、決まるじゃない?

その決まった収録の一週間くらい前から、やたらめったら女の嫌なところばっか、

メイクさんとかスタイリストさんとか会う女、女の、「なんか今の仕草、多いな」とか

「嫌だな」っていうのを。この前も喋っててライターの方とやってたのよ。その時に笑い方が2秒長かったの。それセーフなんだけど、そこでケタケタケタが2秒長かったのよ、その人が。その時に「あれ、ホントに笑ってんのかな?コイツ」って一瞬思ってからずーっと笑い方が気になって。スマホのメモに「笑い方が2秒長い女」っていう。もうそういう風に入っちゃうの。

みな実:そういうあら捜ししている自分も嫌だし。

大久保:やだ

みな実:あと、話すってなるとやっぱり身近な女性になるんですよ。

大久保:そうだね

みな実:そうすると、なんかこんな人嫌だったなぁと思って喋ってるんだけど

これもしかしたらその人見てるかもしれないなとか。

大久保:わかるよ、うん

みな実:そしたらその人私の事、私は覚えてないんだけど誰の事か

やってしまった本人て覚えてるじゃない?たぶん

大久保:覚えてる、かな?

みな実:だから、私の事かなって思って、私と接し辛くなっている人が沢山いるんじゃないかなって思ったり。

大久保:怖いよね。それは怖いよ。

みな実:私、あの番組、あさこ(いとうあさこ)さんも一緒じゃん。無我夢中で喋ってたらあさこさんの事喋ってたことがあって。やべぇ、気付いたかなと思ったけど

意外と気付かない。気付いたからこそスルーしたのか、

みな実:ねぇ。

大久保:全然あるよ。

みな実:ありますよね。

大久保:性格悪くなっちゃうよね。

みな実:ああいうのってちょっとすり減りますね。

大久保:すり減るし、自分がわかんなくなってくるよね。

みな実:うん。

大久保:私、こんなに元々十何歳の頃、僻みっぽくも、妬みっぽくも、人の悪いとこも

見ない人間だった気がするんだけど、この仕事入ってこういう事ばっかやってたら

そこがどんどん深まってた気がして。

みな実:大久保さんなんか特にそうですよね。

大久保:いや、怖い。

みな実:そういう役回り。

大久保:仕事だからってやってたのがそれをやっていくと人って不思議なもので

体質がついてくるというか。気質がそっちに寄せてくるんだよね。

みな実;ホントはそこまで思ってないのに、

大久保:思ってない。

みな実:声を大にして言うから、でもそれで変に共感もされちゃうもんだから

引くに引けなくなっちゃってるところも

大久保:そうなの

みな実:ありますよね。

大久保:お友達と飲みに行ったりするときに、そこを求められてるんじゃないかと思って、今度はサービス精神でそっちを喋るようになって。フラットな自分が。元々の自分が。急にどんと落ちたりね。

みな実:わかります。

大久保:本当の自分を取り戻したい

みな実:本当の自分が何であるかも忘れてしまっているから。

大久保:どうしましょう。これ。